皆様こんにちわ。
今月右ハンドルが発売されたばかりのSLX DC XTのインプレ記事ですが、やはり注目リールということでアクセス数も多いです。早く左巻きを入手して実釣のインプレ・レビューをしたいものです。
SLX DC XTは最強のバーサタイルリールであることは間違いないのですが、私としてはやはり今のおかっぱりメイン機である20メタニウムをごり押ししたいです。
こちらは1年以上使ってきた経験に基づいてより細かいフィーリングをお伝えできると思いますので改めてその良さとオススメしたい理由を詳しく解説していきたいと思います。
はじめにSLX DC XTと比べてどちらを買おうか迷っている方へ結論から申し上げますと、、、、
予算があってDCに拘りがなく野池などの子場所が多いという方は20メタニウムを買ってください!
■20メタニウム基本スペック
ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | スプール 径(mm)/幅(mm) | 糸巻量ナイロン(lb-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
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Normal(6.2) | 5 | 175 | 34/19 | 12-100,14-90,16-80,20-65 | 66 | 42 | 10/1 | 46,300円 |
HG(7.1) | 5 | 175 | 34/19 | 12-100,14-90,16-80,20-65 | 76 | 42 | 10/1 | 46,300円 |
XG(8.1) | 5 | 175 | 34/19 | 12-100,14-90,16-80,20-65 | 86 | 45 | 10/1 | 46,300円 |
今回の20メタニウムに搭載されているシマノの技術として、HAGANEボディやマイクロモジュールギア、サイレントチューンなど他にも紹介したいものはたくさんありますが、長くなってしまいますので特に注目すべき3点に絞って一つずつ紹介します。
自重175gという軽さ
前回の16メタニウムと同様の自重175gという軽さはこのメタニウムの最大の特徴と言えるでしょう。ベイトフィネスの中では比較的重量がある方とはいえますが私の所有しているアブのREVO ULTRACAST BF8というベイトフィネスリールの自重が170gなので、そちらと比べても遜色ありません。
軽量で取り回しが良いので一日キャストしていても疲れにくいという利点があります。
アブガルシア レボウルトラキャストBF8のインプレ記事はコチラから!
MGLⅢスプール
19アンタレスに初採用された大幅な薄肉化を施すことで従来にない低慣性化を達成した「MGLⅢ(マグナムライトスプールスリー)」が搭載されています。
これによりスプール回転の軽やかな立ち上がりとストレスフリーな抜けの良さを実現しており、より軽量なルアーへの対応が可能となっています。
コアソリッドボディ
メインフレームとレベルワインドプロテクターを一体成型することで、ロープロファイルながら高剛性を実現した「コアソリッドボディ」も搭載。これは私も今でも愛用している18バンタムMGLに初採用された技術で、簡単に言うと強くて壊れにくい高剛性なリールにするための技術になります。
これにより大物をかけた時もたわみにくい強靭なボディ剛性と、安定した巻き心地を実現しています。
■20メタニウムで使用可能なルアーウェイトは?
私の技量と感覚値でいうと大体1/4oz以上であれば全て守備範囲という感じになります!
ただ他のインプレでも良く言われるところとして快適に投げやすいウェイトは3/8oz~1/2ozくらいがベストだということで、実際バス釣りにおいて最も使うルアーの範囲にバッチリ当てはまってるのが20メタになります。
とはいうものの本当に守備範囲は広く、自分がおかっぱりで1本だけ持って行くときはML~Mくらいの竿で下記1/4ozくらいのスモールプラグなんかも全然投げちゃいますし、、、、
3/4ozクラスのスピナーベイトのスローロールから2ozクラスのビッグベイトまで何の不安もなく投げられちゃいます。
ちなみにより軽いルアーを気持ちよく投げたい方向けにシャロ―スプールも別売りでありますよ!
更には2022年の新モデルとしてこちらの夢屋シャロ―スプールが標準搭載かつ、20メタニウムから更に10g軽量化された22メタニウムシャロ―エディションもラインナップされています。
■20メタニウムは遠投よりも近距離~中距離が得意?
使い込んできた印象としては、スプール径34㎜の幅19㎜というスペックによるところが大きいかと思いますが、遠投よりもショートピッチの近距離や低弾道で狙ったところに落とすのが得意なリールかと思います。
つまりは琵琶湖でヘビキャロ用に遠くにぶん投げる!というよりも野池おかっぱりやボートから狙ったところに低いキャストで快適に入れていけるというようなイメージです。
もちろん遠投ができないわけではありませんよ!バス釣りで必要な距離は十分遠投できますが、より遠くに飛ばしたい、琵琶湖ヘビキャロで使いたいという方は21アンタレスDCなどより遠投を得意とする機種の方がおすすめということです。
■20メタニウムの最適ブレーキ設定は?
ブレーキはシマノの最新の遠心力ブレーキシステム「SVS INFINITY」が搭載されております。
設定方法としては、外部ダイヤル6個と内部ブレーキシュー4個の組み合わせで調整します。
シマノ公式HPでも記載の通り基本は内部ブレーキシューは4つがONで、あとの微調整はルアーウェイトやその時の風向きコンディションに応じて外部ダイヤルのみでの調整でOKなので初心者の方でも非常に簡単に調整可能かと思います。
ちなみに工場出荷時は内部ブレーキシューは4つともONになっています。
普段から色々試してみた結果、個人的には内部は3~4個ONにした状態が多く、2個以上OFFにすると外部ダイヤルで6にしないとバックラッシュし易くなる印象でした。。。
これは私のキャストはまだまだ下手な可能性もありますので皆さん色々と自分に合ったセッティングを試してみてください。
■20メタニウムの外観、見た目
デザインに関してはもう完全に個人的な意見になりますが、、、、
めちゃめちゃカッコいいです!!
ガンメタっぽいカラーに剛性感がありパーミングしたときにもしっくりとくるボディ形状は何とも言えない所有感を満たしてくれる感じがあります。
この辺は好みもあるのでグダグダ説明せず、色々な角度からの写真を下記掲載しますのでご覧ください。
■20メタニウムの価格
メーカー本体価格は46,300円(税別)で2022年10月現在で市場価格は大体33,000円~36,000円(税込)ですね。大体市場では定価から30%引きくらいで販売されているようですね。
2022年10月現在だと下記Amazonリンクからが一番お安く買えそうでした。
■【まとめ】20メタニウムは最強バーサタイルなリール
とにかくお伝えしたいこと、それはこの20メタニウムというリールが非常に汎用性が高く、しかもそれを高次元のレベルで快適性を保ったまま使用できるバーサタイルなリールであるということです。
これまでお伝えしてきたことをまとめるとこんな感じです。
- 自重175gという軽さで一日釣りしていても疲れにくい
- MGLⅢスプールによって軽いルアーも投げられる
- コアソリッドボディによって壊れにくい剛性感を実現
- ブレーキ設定は内部はいじらず外部ダイヤルのみで基本OK
- 見た目もかっこよく所有感満たしてくれる
- 価格は約33,000円~36,000円(税込)
迷っている方は1台持っていて損はないので是非購入を!