はじめに
今回は先日購入したAbu Garciaのベイトフィネスリールの新製品である「REVO ULTRACAST BF8」についてです。
実は、ベイトフィネスリールを購入したのは今回が初めてになります。
きっかけは7g以下のスモールプラグをより手返し良く使いたいというところからでした。
ダイワの新製品アルファスAIRやシマノのアルデバランBFSも候補にありましたが、今までアブ・ガルシアのリールを使ったことがないので試したいみたいという気持ちと価格がお手頃だったこと、それと何よりもこのマジョーラカラーのカッコ良さに惹かれました!
見た目で購入を決めたと言っても過言ではありません(笑)
約一ヵ月前に購入したものの自粛期間中で、フィールドで試す機会がなかったのですが、ここ最近ようやく使い始めて魚もかけたので私なりのインプレッションを綴ってみようと思います。まずはスペックから確認していきましょう。
REVO ULTRACAST BF8のスペック
自重170g
アルファスAIR TWが約160g、アルデバランBFSが約130なので、それらと比べるとやや重たいのではと思うかもしれませんが、個人的には170gでも十分軽く感じます。 あまり軽すぎてもバランスが悪くなったり、剛性に不安を感じますので自重に関してはこのくらいが丁度良いです.
デュラメタルフレーム
アルミニウム製のフレームを、強度を落とさずに軽量化にポイントを絞りながら極限の設計をしたとするデュラメタルフレーム。
元々ソルトでのタフユースを考慮した素材設定でのことなので、不意のビッグサイズにも安心感を持ってやり取りすることが可能です。
Salt Shield TMピニオンベアリング
撥水コートを内部外部全体に施した新開発ボールベアリングを採用することにより、回転異音の原因となる塩ガミ現象を激減し回転フィール・耐久性を大幅に向上しているとのことですが、こちらもソルトでの使用を想定した塩に強い設計になっているため、個人的にはシーバスやライトゲームにも今後は活用していきたいと思っています。
マグトラックスIIIブレーキシステム
マグネットのポケットを3mm厚用5個、1.5mm厚用を5個備えるユニットを採用し、ユーザーのキャスティングの特性や、竿の調子に合わせた微調整が可能なAbu Garcia独自のブレーキシステム。まずは下記メーカーより出ている解説動画をご覧ください。
シマノやダイワもDCブレーキやSVスプールの恩恵などにより、初心者にとってよりシンプルかつ簡単にトラブルレスなベイトキャスティングを可能としている中、あえてこの複雑さを採用しています(笑)
個人的にはこのシステムに一番興味がありました。というのもここまで細かくセッティングすること可能になることで、自分の使うロッド、ルアー、投げ方に最適な調整をつきつめることが出来るからです。現時点では色々と試している最中なので、ベストなセッティングが見つかっているわけではありませんが、車でいうならオートマ車ではなくマニュアル車を扱うようなこの感じ、嫌いじゃないです(笑)
超々ジュラルミン製超軽量φ32mmスプール
強度を分析しながら、余分な機構を搭載しない徹底的に軽量化された32mm径のスプールは、8lbが50m巻ける浅溝設計になっており、ベイトフィネスでは標準の糸巻き量となっている。人によっては糸巻き量は少ないとの意見もあるようだが、あくまでも「ベイトフィネス」として使用することを前提とするとこれ以上の糸巻き量は不要だと個人的には感じるため、もしこれ以上の糸巻き量が必要な場合は別のリールを検討した方が良いと思います。
カーボンマトリックスドラグ&ドラグクリッカー
アブ・ガルシア独自のカーボンマトリックスドラグワッシャーの採用により、広いレンジで滑らかなパフォーマンスを維持しつつより高いドラグ力をかけることが可能、またクリッカーを導入することにより、ドラグから引き出されたスピードを把握し、ラインブレイクを意識しながらやり取りすることができます。 今までスピニングリールでしかドラグを活用することはありませんでしたが、このドラグに関してはかなり優秀で、今までのようにクラッチを切ってやり取りをする必要がありません。クリック音に関してもスピニングと同じような感覚にさせてくれるので非常に重宝しています。
ビックフラットEVAノブ&90mmクランクハンドル
不意な大物が来ても対応できるよう、しっかり握れる大き目のEVAフラットノブと長めの90mmアルミクランクハンドルアームを採用しています。こちらもソルトでの使用を想定してのことでの採用だとは思いますが、バス釣りにおいても特に巻き物をする際に安定感を出すことに貢献しています。ただ、ノブのEVA素材に関しては若干劣化し易そうな感じなのでこれはもう少し使ってみて検証していきます。
ルアーキーパー
個人的には、これかなり気に入っています。 今までフックをリールのサムレストにかけていて裏側が傷ついてしまうことがよくありましたが、ルアーキーパーが標準装備されていることでこのリールに関してはその心配がございません。出し入れ可能になっていることで釣りをしている際には邪魔にならないですし、半月状の穴にラインを通して収納すると、ラインキーパーの機能として収納時に役立つという優れた機構になっています。
ギア比8.0:1
ギア比は8.0:1でハンドル一回転の最大糸巻き量が80㎝となっています。
スモラバ、ライトテキサス、ノーシンカーなどソフトベイトや撃ちもの系では回収が速いですし、シャッドや小型ミノーなどの巻き物でも使いやすいギア比になっています。 ですが、ゆっくり正確に巻きたいという使い方には向いていないので、早巻きリアクション気味の使い方がおすすめです。
REVO ULTRACAST BF8はお手頃価格
当初検討していたアルファスAIR TWは定価¥42,800(税抜)、アルデバランBFSは定価¥46,000(税抜)とメイン機ではなくベイトフィネスを導入したいという軽い気持ちからすると少々値が張ると感じていたところ、REVO ULTRACAST BF8はメーカー希望本体価格が¥28,000(税抜)で実売価格が約22,400(税抜)と使用感はもちろん違いますがスペック的には何ら問題なさそうだったのでこちらを購入しました。
そこまでコストをかけたくないという方には比較的お手頃なベイトフィネスリールではないでしょうか。
REVO ULTRACAST BF8のデザイン
はじめにでも書きましたが、とにかくこのマジョーラカラーが個人的にはかっこよくて気に入っています!男の子心をくすぐるなんとも言えないカラーリングですね(笑)
機能的にはもちろんこのごっつい90㎜のハンドルとビッグフラットEVAノブもベイトフィネス機なのに主張しまくっているデザインがまた個性的で良いですね~。
好みは分かれるデザインですが、個人的には良いデザインだと思います。
まとめ
スペック的にはソルトでの使用を意識した作りになっていますが、当然バスフィッシングでも使えますし、軽量ルアーも快適に扱えます。 ちなみに私は下記のようなルアーを試しに投げてきましたが、ストレスなく扱えました。
また、先日の釣行の際に剛性を高めているデュラメタルフレーム、大物とのやり取りに安心なカーボンマトリックスドラグ&ドラグクリッカーとビックフラットEVAノブ&90mmクランクハンドルの効果を早速体感してきました。
47㎝の強烈なリバースモールの引きにもスピニングのようなスムースなドラグと、力強い巻き取り力のおかげで無難にやりとりができました。
今季はREVO ULTRACAST BF8と共にバス・ソルト問わずベイトフィネスをやり込んで行きたいと思います。
皆様も是非参考にしてみてください。
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